11月を過ぎこの季節になると1997年のパフィのヒット曲「なぎさにまつわるエクストラ」がリフレインします・・・(^_^;)
カニ食っべ行こう~
カニ食っべいこう~
カニ食っべいこう~
そうだ、行こう!
ってことで、行ってきました、金沢。
金沢の街を地元でタクシー運転手の友人と巡ります。
金沢のカニと言えば、加能ガニや香箱カニが有名です。
加能ガニは、石川県の「加」賀のカ、「能」登のノウの文字を取っていて、加賀から能登までの県内の漁協が一つになり漁師さん達がプライドをかけ取ってきたカニをブランド化して認定されたガニのことです。
9cm以上の雄のズワイガニで、漁師(船主)さんが品質に自信を持てるものにだけ、漁港の名称を刻印した青タグを付け、「加能ガニ」として市場へ出しているそうです。
近江町市場で見掛けたズワイカニに、45,000円って札が付いているのもありましたがとても立派なカニでした。
一方メスのズワイガニを香箱ガニといいますが。
香りの箱って書いて香箱って読みますね、この由来が諸説あり過ぎでホントのところは分からないですが、例えば、カニの卵、子供のところを食べるから、こをくう、こをばくう、香箱って言ったり、甲らが箱みたいな形だからコウバコって呼ぶとか…っていうのがありますが、
その諸説ある中で私が好きなお話は、前田のお殿様にカニを献上したときに、なんだこの美味しい香りのする箱は!といって喜ばれたことから香りの箱で香箱となったとかならないとか…。
まぁ、その香箱ガニ。ズワイガニのメスですね。
オスの加能ガニよりはずっとお値段手頃で、足の身の部分ではなく内子と外子と呼ばれる卵と味噌の部分をメインに食べるカニなんです。
これが濃厚で本当に美味しい~。
漁師まちでは湯がいて酢醤油なんかでそのまま食べますが、金沢ではカニ面という名前に姿をかえ、おでんの1品としていただきます。
金沢おでんは有名店がいくつかありますが、オススメは「おでんミユキ」です。地元タクシー運転手さんもたまには並んででも食べたくなるそうです。
夕方4時からオープンなので遅くても3時半には並ばないと一回転目には間に合いません。どの時間帯でも1時間程度は並ぶ覚悟が必要ですね。4名以上なら予約を受付けてくれますが、カニの季節になると電話が中々繋がらないようです。
ミユキのおでんでカニ面以外でのオススメは車麩とみゆき揚げ、この季節ならバイ貝です。
金沢で海鮮というと近江町市場が有名ですが、地元の人は市場でお魚は買っても飲食店では食べません。高すぎるって言うのが1番の理由ですよね。
新幹線が通って観光客向けに値段がドンドンあがっちゃったんですね。地元の人を置き去りにされる形で発展してしまったことから、市場の組合関係者の中には「このやり方ではなく一旦冷静になろう」って動きもあるようで、地域を盛り上げながら美味しい海鮮を手頃な価格で食べれるようになるといいですね。
漁師、地域、観光、地元の方々・・・、それぞれの立場で考える問題が違うのが印象的です
あ、近江町市場がオススメじゃないなら、じゃぁ海鮮丼はどこで食べたら良いのってなりますよね?
ランチ営業をしていないところもありますけど、地元の人が良く行くお店が一杯ある木倉町キグラ町あたりに行けば外れはないと思います。どこもネタは新鮮ですよ。Googleマップやぐるなびで上位のお店よりずっといいお店があります。
タクシーで木倉町までお願いしますって言えば金沢駅から5.6分で連れて行ってくれますから、あとは鼻を聞かせて自分好みのお店探してください。すこーし奥まで行くと新宿ゴールデン街みたいなかなりティープなお店もありますのでハシゴするには楽しいと思います。
この曲を聴いて、是非カニ食べに行ってきてください。
カニの保護のため毎年、11月6日から3月20日あたりまでカニの漁ができる期間となっています。
【メスガニの漁期】11月6日~翌年1月10日
【オスガニの漁期】11月6日~翌年3月20日
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